2012年11月6日火曜日

11/05 清水社長講演会!


こんにちは。
社学3年のおおやまです。





今回は、元リークルトエージェントの取締役常務執行役員であり、現在は就職支援を行っているDEiBA Companyを立ち上げ社長を勤められている清水さんに講演を行っていただきました!



清水さんには、
前半:じゃらんnetから考える新規事業の立ち上げ方
後半:自分自身のキャリアを考えよう

という、内容のお話をしていただきました。

リクルートで学んだビジネスにおける考え方や、マーケットに参入に際して大事なことなど新規ビジネスに関してのことを色々と教えていただきました!

今では誰もが知っているインターネットの宿泊サービスである「じゃらん」を例にとり、どのようにして「じゃらん」が生まれ、どのように現在までの地位に昇りつめたのか。その経緯をお話いただきました。

大変おもしろかったですが、スペースの都合でこちらは割愛します。

さて、後半では僕たち就活生のためのお話でした。

現在の日本の就職における問題点を中心に伺うことができました。


問題点というよりかは、学生側の就職に対する認識の浅はかさといった方がよいでしょうか。




具体的にお聞きした内容を説明します。



現在の就活というのは、12月にリクナビ・マイナビがオープンします。
以前は、10月でした。しかしいまは12月からです。
なぜかというと、経団連が、「学生の本分は勉強だから」と遅らせたからです。
注意してほしいのは、日本社会は建前と本音を使い分けているということ。
総合商社はなぜか4月に内定が出ます。4月に面接が始まるのに4月に内定なんてすぐ出せませんよね。
また、外資は経団連に入ってはいませんので無視して独自に選考を始めています。
もう外資コンサルはエントリーを締め切っているところが多いですよね。
日本の企業だって表では12月から新卒採用を始めることを公表していても、裏では早くから優秀な学生を囲い込んでいるなんて普通にありえますよね。



そして僕たちがわかっているようでわかっていない日本の採用システムとキャリアについて。
そもそもとして、日本の就職システムには採用の種類が2種類あります。
キャリア採用とポテンシャル型採用です。
キャリア採用とは、理系の研究職といった大学の専攻をそのまま職をすること。
ポテンシャル型採用とは、学生の潜在能力をみていることになる。たいていはこっちです。
ポテンシャル型採用で見られることは、「学生の性格」と「基礎能力」の2つです。
なぜ日本がポテンシャル型採用なのかというと、日本のキャリアシステムはゼネラリスト型だからです。



ゼネラリスト型とは、水平方向に色んな職種を経験し、上の役職へ上がるタイプです。つまり色々な仕事を経験して昇格するタイプ。日本のキャリアシステムはこちらにあたります。
それに対して、スペシャリスト型というキャリアシステムがあります。アメリカなどで取り入れられています。これは専門分野の仕事に特化して専門性を高めるというキャリアシステムです。



そして就活生に陥りがちな例として、「大手志向」があります。
例えば「業界研究」という言葉がある。
しかし、清水さん曰く「業界研究は意味がない。」
なぜなら現在の業界の順番が書いてあるだけだから。
それなら業界1位が一番良いのか?それはイエスにはならないはずである。



業界を絞るということは自分の選択肢の幅を狭めることになります。
早い時期に色々な企業を知る、知ろうとする行為が重要である。その結果、就職に広がりができる。
就職は絞ることではなく広げること。色々と面白い企業が存在するということを理解すること。
ということでした。



つまりは、学生がそういう「箱」から入っているということ。
恋愛でいうならば、「身長は175cm以上で東大卒じゃないと付き合いたくない!」と決めつけているようなものである。
恋愛がそういう箱で決まるのではないように、企業もそういう箱から入るべきではない。



例えば、かつての大手家電メーカーである、
シャープは3500億円の赤字
パナは7000億円の赤字
を出しています。
これで本当に「大手=安定」となんて言えるのでしょうか。

入社して3年以内に30%が退職
ミスマッチは常に発生している。

これが現実です。



それとは別に、「就活が12月まで伸びて2ヶ月間就活考えなくてすむぜ!」と思う学生によく陥りがちな傾向について説明します。
12月になって友達が焦り出し自分も焦りだす。とりあえずエントリーしなきゃと思うことでしょう。そうすると学生はどういう企業にエントリーするでしょうか。それは自分の知っている企業、すなわちBtoCの企業ばかりエントリーすることになります。

例えば、食品メーカーがまさにそうですよね。
食品のカルピスには、たった13人しかとらないのに5万人もの応募が来てしまうそうです。
おそろしや。
つまり僕らにとって身近な企業(BtoC)はライバルが圧倒的に多いわけですね。
最悪、有名企業ばかり受けてすべて全滅もありえます。

ですが、世の中にはBtoCの企業だけではないですよね。
BtoBの企業だって山のようにあります。
けど学生は受けない。なぜならBtoBの企業を知らないから。
この記事を書いている僕だって正直BtoBの企業はあまり知りません。
知る機会自体がほとんどないですからね。

だから、新聞を読む。ビジネス誌を読む。社会人と会う。

そうやって企業について知ることが重要とのことでした。



ここからは僕の感想です。
正直、「働く」ってなんなんでしょうね。
社会に出たことない僕にはまだ実感が湧きません。
そして就活に対する考え方。
清水さんのご意見は大変参考になります。就職観が変わる思いでした。
けど「やはり大手は良い」という考えもあります。

大人の意見は様々です。ある大人は「○○はすべきでない!△△をしろ!」と言っているのに、別の人は「△△ではなく、○○をしろ!」と言っていることなんてざらにあります。
例えば大学受験の攻略法とか予備校講師の話や合格体験記を見てみると、そんな感じだったのではないでしょうか。

色んな意見を吸収していって、「おれはこう思うから、こう行動しよう!」と自分で決断するしかないのかなとも感じました。
結局はすべて「自己責任」ですしね。
色んな意見を取捨選択して自分のスタイルに合うものを選べばいいと思いました。
でもわからなくても、真剣に向き合わず行動をおこさなければ何の進歩もしないのは確かだと思います。
この記事を見てくれた大学生に何かしらの役に立ってもらえればと思います( ´ ▽ ` )ノ





最後に、清水さんが経営しているDEiBA Companyと清水さんのブログを紹介します。


DEiBAカンパニーでは主に就活生のサポートと企業の学生とのマッチングをお手伝いする事業を行っています。学生と企業がうまくマッチングするためのサービスですね。
中心となっているサービスの1つは、1日にたくさんのグループディスカッションを学生が行い、その様子を企業の採用担当の人が見回り自社の採用要件を満たす学生にはその企業が学生に直接オファーを送ります。そうすることで、学生は幅広い企業と接触できるチャンスがもらえ、企業側も自社に欲しい人材を見つけることができるという双方向にメリットがあるサービスです。
興味ある方はHPからエントリーしてみては( ´ ▽ ` )ノ

そしてこちらは、清水さんが書いているブログです。

内容がとてもためになる上に、面白いのでチェックしてみてください。就活生は読むべきです。

では今回は以上です。
また次回!

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