2012年6月30日土曜日

まーけん2012年度OB総会


まーけん2012年度OB総会

こんにちは。
社学3年のおおやまです。



本日は早稲田マーケティング研究会のOB総会を行いました!

OBの方達や大学卒業した先輩方と会える貴重な時間です。


まーけんも54代と長い月日のもと成り立っています。

今の僕たちがまーけんにいれるのも先代のOBの方達や僕たちの代より前の先輩たちのおかげですね

その感謝の気持ちを忘れたくないものですね。

そしてこういう機会を増やしてもっとOBの方との交流を深めていきたいですね。




今回はOBの方に言われた学生時代に身につけておきたいスキルを紹介して終わりにしたいと思います。


<学生時代に身につけておきたいスキル>

それは、


英語

とのことでした。

というのもこれから企業はグローバルな市場に乗り出さなければ食っていけないからです。
英語は働く上での必須スキルとなるわけです。

嫌でもそういう時代は来ますし、むしろ来るべきです。



へぇーなるほどー

たしかにー

と思いますよね

では、

そうとわかれば、




あなたは何をしますか?






たぶんあなたは何もしません。





この記事をここで編集を終わりにしたら、



あなたは英語の勉強をせず普段の生活に戻るでしょう。





なぜでしょうか?



ではどうすれば勉強するのでしょうか?





これは筋トレと似ています。
筋トレはいってみればただの苦痛です。
息がつらくなったりしながらでも体に負荷を与え続ける

そんな行動まず取る必要もないし、取りたくもありません。

でも

それでも筋トレする人は後を絶ちません

ジムに通う人はなんで筋トレをしているんですか?

それは将来理想の体型や健康な身体を得られるというリターンを見越してやっているからです

いってみれば「投資」をしているんです

「投資」とは将来リターンを得るために今の自分の資金や力をつぎ込むことです。

だから筋トレも「投資」なんです


英語も会計学も同じ「投資」です

英語なんて普通に日本で住んでれば必要ありません。

しかも大学生活はサークルもあるしバイトもあるし、友達との遊びもあるし、他にやりたいこともあるし・・・

ってことで

やらない理由をあげればきりがありません

だから人に何かをやった方がいいよと言われてもやらないわけです。

じゃあどうすればやるようになるのでしょうか。



「目的と目標」を決めることです。



英語も筋トレも「手段」であるということ

大事なのは、その「手段」をつかって何をしたいのかということです


だからまず初めにやるべきは「目的と目標」を決めることです。


[目的]将来は、海外で世界中の人と一緒に働きたい!
[目標]じゃああの外資系の会社で内定をもらおう!
しかし英語でTOEIC点数が800点ないと足切りをされてしまう。
ならば英語を勉強する必要があるな。TOEIC800点を来年の6月までにとる!
そのためにはまず過去問を解いて自分のできない箇所を調べる必要があるな
(解いた結果)リスニングが足りてないな
じゃあそのために来月にはリスニングスコアが250とれるとれるまで練習しよう
そのためには毎日30分時間をとって過去問のリスニングテストのCDを聴くようにしよう
もう30分とって聴いた文章を音読する時間をとろう


これならどうですか?

英語を勉強しようって思いますよね。

モチベーションもまず落ちることはありません

勉強する理由と目的が明確だからです

筋トレだって同じです。女の子にモテたいとか、スリムな体つきになりたいとかいう目的があるはずです

それを達成する「手段」として筋トレをやる必要があるから、やるんですよね?

この原理を英語でも何でもいいので当てはめてください。

ただ闇雲にやってたってモチベなんて続きませんよ。


はい。


ここまで読んで頂きありがとうございます

社会人が方の多くがおっしゃられているので英語はなんだかんだ言って必要になるのだと思います。

やって損はない投資アイテムだと思います。

3年生になってTOEICスコアとか書きますし、外資系企業を受けるならTOEICの点数で足切られてしまう現実が待ってます。

それさえわかっていてもやらないなんていう人もいると思います。

投資は最終的に自己の欲望を満たすために行うものです

株式投資だってリターンを期待して投資をしているわけですよね

英語を学ぶことで自己のどういう欲求を満たせるか考えてみてくださいね

ではまた次回お会いしましょう( ´ ▽ ` )ノ

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2012年6月24日日曜日

P&G西川さん勉強会!06/18


どうも。
社学3年おおやまです。

今回は、P&Gに勤務されていた西川さんに勉強会を開いていただきました。



P&Gといえばマーケティングの代表格とも企業ですね。



今回お話いただいた内容は主に、

1.P&G に入社するまで
2.P&G に入社してから
3.P&G をやめた後、何をしているのか

の3点でした。



西川さんは現在P&Gを退社後、フリーランスとして活躍されています。


そして現在は新しいwebサービスを立ち上げているとのことです!


サービスが開始されたら紹介しますのでぜひチェックしてみてください。


今回は西川さんの勉強会で紹介されたP&Gのマーケティングについて書こうと思います。



こういったタメになる内容はメモをとったり、記事をコピペするなどして保管おきましょう
そして定期的に見直すことをおすすめします( ´ ▽ ` )ノ



ではいきます。




Marketing is all about Perception Change


マーケティングとは人の気持ちを変える活動である。



例えばコップに半分に水が半分残っているとします。




あなたはそのコップの水を見た時次のどちらかを考えますか


1もう半分しかない
2まだ半分もある


人それぞれに見方が別れると思います。



仮に見方が5:5だとしましょう。


マーケティングではその5:5の気持ちをどちらか一方に気持ちをシフトさせることに意義があります。
この場合だとみんなに水がまだ半分もあると認識(Perception)を変える(Change)ことになります。


また認識を変えさせることで、


あなたにはこの商品が関連性がありますよ
あなたにはこの商品が必要なんですよ


といった興味・関心を喚起させることができます。


詳しくみていきましょう。



insight(インサイト)」という言葉をご存知ですか。


インサイトとは

消費者が本当に求めているもの


という意味です。


似たような言葉でニーズという言葉があります。



どう異なるのでしょうか。



違いは消費者自身が気付いているか・いないかです。


インサイトの場合は、消費者自身が気付いていない潜在的な欲求
ニーズの場合は、消費者自身も気付いている顕在的な欲求


をいいます。



ちょっとややこしいですか。



じゃあ上の説明でややこしいと思って人はこのようにまずは捉えてくださいね。



インサイトの場合は、「あーそうそう!言われてみればたしかに!」
ニーズの場合は、「こういうのが欲しい!」




え、これでも分かりにくい?




ではインサイトを喚起させた具体例で確認して理解を深めましょう。


ファブリーズという有名な商品がありますね

ファブリーズの性能は、布用の除菌スプレーです


一見、それだけ聞いても大したことなさそうですよね。



ではファブリーズはどのようにして消費者のインサイトを喚起させたのでしょうか。

ファブリーズのCMを見てください



このCMではマットレスってどう洗えばいいのかお母さんが困っています

このCMは見ている消費者に



「あーたしかに!いつもシーツとかは洗うんだけどマットレスって洗おうにも洗えないんだよね~。もうずいぶん洗ってないからかなり汚れてるんだろうなあ」



普段は気にしているようで気にしていなかったインサイトに対して呼びかけを行っています。
ここまでがCM前半です。

では後半はどうでしょうか。



お母さんも息子たちも困っています。




そこで救 世 主 登場



お父さんがドヤ顔で

「できるよ」


と一言。



家族たちはみんな

「あーそっか!ファブリーズを使えばこの問題は解決できるんだった!」

と納得しています



おそらくCMを見ているお母さんたちも

「あーファブリーズ使えばいいのね!ちょっとファブリーズ買ってきてきれいにしてみようかしら?」


このCMの流れは以下のようになっています

①「マットレスは普段洗いたくても洗えなかったもの」というインサイトを喚起
問題発生。洗えないマットレスはどうやったら洗えるんだろう。
ソリューションの提示。「ファブリーズを使えば」洗えますよ!と商品をアピール



この30秒間で以上の3ステップを行っています

困っている人に対して解決策を提示する手法はさすがP&Gですね。

もうこのCMで上記に書いた、


なたにはこの商品と関連性がありますよ
あなたにはこの商品が必要なんですよ


という2点を満たしていますよね。



そしてファブリーズは日本で大ヒットをしました
もう僕たちの生活でもおなじみの商品です。



他にも勉強会で
レノア・レノアハピネス
予洗いジョイ
を取り上げていただきました。




同じくインサイトを喚起した商品です。

どのようにインサイトを喚起させているか調べてみてくださいね。



興味を持って能動的に調べてみる・学んでみる
これもマーケティングを楽しむ秘訣のひとつですよ

では今回はこの辺で。

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2012年6月16日土曜日

久保田さん講演会! 06/14


こんにちは。
おおやまです。

今回のまーけんの活動は企業の方に早稲田までお越し頂きました!

JTB法人東京で事業開発部長をされている久保田さんに講演会をしていただきました!

久保田さんは学生サポート事業のDreamer Trainの代表も務められています。






写真に写っているように大人数の講演会となりました(^^)


今回お話していただいた内容は、
①JTBの事業内用と仕事の面白さ
②旅を基軸って?
③JTBの新事業
④JTB社長にプレゼンした新事業提案企画書
⑤新事業提案コンテストの想い

の5点でした。

久保田さんの学生時代のお話から始まり、どういった経緯がありJTBへ入社したのか。
そしてJTBの創業のお話やどういった経緯で現在の事業へと至ったのかなどなど、JTBの新入社員になった気持ちでお話を聴くことができました!


JTB法人東京は、主にBtoBでビジネスを行っています。
つまりお客様は、企業というわけです。


JTBといえば、ぼくたち消費者としては旅行のツアー会社というイメージが強いですが、JTB法人東京のような企業を相手にビジネスを行ってもいるわけですね。


主な事業として、企業向けのマーケティング事業のみならず、教育機関向けや自治体向けのサービスなど幅広く事業を行っています。
ホームページに実際行った事例が載っています。
興味深いので気になる方はチェックしてみてくださいね。



さて今回は久保田さんのお話の中にあった旅の持つ「転地効果」「旅メディア」について紹介します。

まず「転地効果」について。


あなたは旅に出かけている時は普段よりも気持ちが高ぶりませんか。


街のお店に立ち寄って色々買い物をしたり、出店を見かけると記念に何かを買って写真を撮るなんてこともあると思います。


このように普段とは違う土地・環境に行ったときにおこるオープンマインドな状態、つまり普段よりも好奇心が増大する状態「転地効果」といいます。


普段より好奇心が増しているので記憶にも残りやすいわけですね。


だから旅行の記憶というものは何年経っても覚えていることが多いです。


では、

好奇心が増している旅行者の人に商品をプロモーションしたらどうでしょうか?


普段よりも好奇心が増している分、記憶に残してもらえる可能性は上がりますよね。


しかも旅先で見たり食べたり飲んだりしたものを日常の生活に戻ったときにその商品を購入してもらえる可能性も高まります。


「旅」という媒体を通じて商品をプロモーションする。


それが「旅メディア」と呼ばれるものです。


これは商品のプロモーションに限らず、企業がマーケティングデータを集めたいときにも役立ちます。

例えば旅先で爽健美茶のアンケートをとりたいとしましょう。
普段の生活だと「忙しい」などの理由でアンケートがとりづらいことが多いそうです。

しかし旅先だと時間があるためみんな書いてくれることが多いそうです。


新たなメディアの媒体として「旅」という視点で見るとまた新しい発見があって面白いですね。




はい。





最後に、
学生新事業提案コンテストについて紹介します。

これはまーけんの一大イベントのひとつですね。
昨年度からスタートした企画で、久保田さんを始めとしたJTB法人東京様とのご協力のもと実現することができました。

内容は、

「旅を基軸とした無限の可能性に挑戦!」



というテーマのもと大学ごとに(昨年度は早稲田・慶応・明治の3校が参加しました)新事業を考え、競い合うコンテストです。

我らまーけんのチームが優勝を頂くことができました。

なんと昨年度優勝したプレゼン内容が事業化が進んでいるそうです。

自分が提案した内容がほんとに事業化されるとなるとまたモチベーションも違ってきますね。

もちろん今年もまーけんは参加します!

ブログでも情報を発信していくのでぜひチェックしてくださいね。


基礎勉強会も終わり、まーけんは通常の活動に加えてこちらの学生新事業提案コンテストの活動も行っていきます。

いよいよ本格的に動き出すときですね。

ではまた次回お会いしましょう( ´ ▽ ` )ノ

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6月7日MBAマーケティング 第8章 プロモーション


どうも。
おおやまです。

今回はいよいよMBAマーケティング最終回です!


発表してくれたのはまーけんのツイッター王こと2年の古川率いるプロモーション班です!



今回の発表では1年生が自分の体験談や具体例など多く出してくれてとても楽しくきくことができました。



プレゼンをする基本的な心得として、
①相手の目をみて話す
②自分の経験談を話す
③相手に共感してもらえる話をする


といった内容があります。
要望があればプレゼンテーションについてもお話したいと思います。


さて、


プロモーションといってまず思いつくのが、


広告


ではないでしょうか。


広告といえば、


テレビやラジオのCM


雑誌や新聞に載っている商品広告


他にも家に届けられるチラシ、電車のつり革広告。


渋谷で見かけるような大きな看板


などぼくたちの日常には広告であふれています


けど普段はそんなに意識しないですよね。


それは広告がもう当たり前のようになっているということ。


あなたのまわりにどれだけの広告があるか意識して一日を過ごしてみてください。

その数に驚くと思いますよ。

そして自分の中に特に印象に残った広告はチェックしておいてください。

テレビCMなどでもOKです。

その企業プロモーションが上手い企業です。



そういえば似たような話をこの記事でもしましたね。



自分が気になる広告が見つかったら考えてみてください。


「なんで自分はその広告が気になったんだろう?この広告の上手いところはどこなんだろう?」
「企業はこの広告で特にアピールしているところはどこなんだろう?」


こういった顧客目線・企業目線で見ることがマーケティングを学ぶ第一歩です。

まずは自分の好きなものに興味を持ってみましょう

ぼくが気になる広告はアップルのipadのCMですね。


独特のBGMから始まり、
実際に生活のシーンでipadがどのように役に立っているかを映像で流す。
そしてセリフで「あなたがipadを持つとこんなにも日常が彩りますよ」
という顧客に対してipadを持つメリットを伝えている。



そして何より見せ方が上手い。



ipadのCMに出ている人はまるで魔法の道具のようにipadを使用しています。
その姿を見ているとなんだか自分でも持ちたくなっちゃいますよね。

子供の頃にこんな経験ありませんでしたか。

自分の持っているおもちゃよりも友達のおもちゃの方が良いな~
と思ったり。

もしくは

友達が携帯電話や新しいゲーム機をもっていると「おれもあれほしいな~」
と思ったり。

こんな感情は誰しも持ったことがあると思います。

ipadも上記のような心情を換気させるような仕組みがあるのではないかな、と僕なりの分析でした。



他にも電車の中にあるつり革広告で週刊誌の広告がありますが、
あれも妙に気になってしまうことないですか。

あれはコピーライティングがすごい上手いです。
人が思わず読みたくなるようなフレーズがたくさん書いてあります。

自分がどのキャッチコピーに惹かれるか客観的に見てみると面白いですよ




さて、プロモーションについて顧客目線・企業目線で見ることについてお話しました。

MBAマーケティングを開くと上記の広告以外にもプロモーションの手段が書かれています。

どんなプロモーションの手段があるかなどチェックしておいてくださいね。

ほとんど経験したことがあるものばかりでわかりやすいと思います。

最近熱いのはやはり「口コミ」ですね。

ステルスマーケティング、訳して「ステマ」という言葉も一般的になってきました。



そして、ブログやSNSの普及によってぼくたち消費者自身がプロモーションをすることができる立場となりました

いままではCMなど企業側から一方的に情報が提供されるだけでしたが、
消費者からも情報を提供できる双方向のメディアへと形が変わりつつあります。

時代に合わせて企業のプロモーションも変わってきます。

身近な広告で色々プロモーションについて学んだら、今度は時代に合わせた企業のプロモーションをチェックしてみましょう。




繰り返しますが、

まずは身近なものから。


いきなり本なんて読まなくていいですよ。


小学生の頃の心情に戻ってみてください。


まわりの景色は興味や疑問でいっぱいだったと思います。


その感情を持ったうえで本を読んだりして学んでみてください。


面白さは何倍にもなりますよ(^^)




はい。




MBAマーケティングについての記事は今回で以上となります。
読んでくださった方、ありがとうございます。



一年生のみんな、そして一年生を引っ張ってくれた2年生のみんなおつかれさまでした。

毎回しっかり準備をして発表してくれていました。
はじめてのパワーポイントの作成であったり、人前での発表だったりで大変だったと思います。

ぜひ今回の経験を次に活かしてほしいと思います。




次回はJTB法人東京にお勤めになられている事業開発部長の久保田さんが早稲田にてマーケティング研究会で講演会をしていただきました!

その内容について書きたいと思います。

学生の成長を支援するDreamer Trainという事業にも携われています。チェックしてみてください。

では!


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2012年6月10日日曜日

MBAマーケティング 第7章 流通戦略


どうも。
3年のおおやまです。

続いて第7章流通戦略行きます。


流通とはモノの流れです。


流通というとなんか配送センターみたいなところで大型トラックが商品を運んでいるようなシーンを思い浮かべますね。


大方イメージとしてはそんな感じです。


じつはりゅーつーっていうやつはすごーくありがたーいものなんですよ



自販機にいけば飲み物が買える

コンビニに行けばたくさんの商品を買える



好きな時にいつでも。



生活に不便な感じはしないですよね。

これらぜーんぶりゅーつーのおかげです



りゅーつーがなかったら世界はどうなるでしょうか。




コンビニにいってもモノが全くない。

スーパーに行ってもほぼ全部品薄の状態。いや商品があるかも怪しい。

いやスーパーもコンビニもないかもしれない。

ドラッグストアも家電量販店もない。

食べ物も飲み物を人々に行き渡らない世界。

人々は我先にと生産者のもとへ出向き商品を買いにいくでしょう。

食べ物が手に入らなければ死んでしまいますからね。




じゃあどうすればモノが手に入るのか。

生産者が作っている工場にわざわざ足を運んで長い行列に並んで買うか。

農家などの直販を行っている人のもとへ出向いて買わなければいけない。




・・・




こんな世界考えられないですよね(笑)




流通チャネルを構築し、生産者から卸を通して日本中に商品を配送してくれる業者がいて、さらにその卸した商品を販売してくれる小売業者がいる。



だから僕たちはこうして毎日モノに困らないで生活できるわけです。




流通の重要性、なんとなくわかってもらえましたでしょうか。




さて




ちょっと内容を整理してみましょう。



流通には大きく分けて3つの業者が存在します。


生産者
卸業者
小売業者


生産者とはメーカーのことです。日清食品・明治製菓・SONY・キリンビールなど商品を製造している企業がこの類です。
彼らは商品を生産することがお仕事です。

卸業者とは生産者と小売業者の商品を移動を介在する存在です。商品を仲介することによる手数料で儲けを得ます。
卸が介在することで全国の至る所の地域まで商品を届けることができます。

小売業者とは販売店のことです。スーパー・コンビニ・百貨店・家電量販店など私たちが普段物を購入するお店のことです。



卸業者が卸した商品を小売業者が仕入れることでようやく私たち消費者のもとへ届きます。

基本的な構造として以下の図のようなプロセスを経ます。



しかし
商品によっては流通チャネルの段階数(つまり卸を何回介在させる数)が変化します。



ややこしいですね。
場合によっては以下の図のようになることもあるんですよ。




どんだけ卸介在してんだよってカンジですね(笑)



ここであなたに質問です。



卸を3回もわ・ざ・わ・ざ介在させているのはなぜでしょうか。



ちょっと考えてみてください。


僕の書いた記事を毎回読んでくださっている方は承知のことだと思いますが、以前にも言いましたよね。


学問を学ぶときはまず疑問を持つということ。


そもそもなんで卸業者って存在するの?

卸業者が存在するメリットは?

なんで2次卸・3次卸なんていうように何段階もの卸が存在するのか?


その疑問を大切にしてください。



本当の理解につなげるためにはそういった疑問を持つ必要があります。



僕がこうして本の内容をあえて書かないでそもそも論などを書いているのも理由はそこにあります。


本の内容なんて誰にでも書けますよ。


そのまんまコピペすればいいだけですから。


けどブログを見てもらうメリットってなんなんでしょう。



1年生達の想いのこもったプレゼンの内容について触れるのももちろん大事と思いますが、


僕は読んでくれた人に何かしら得があることだと思います。


「今日もまーけんの記事読んでひとつ学べて得したな」ってブログを読んでもらう人に感じてもらえるように僕は書いています。

わざわざブログまで足を運んで頂いているわけですからね。

「次の更新が楽しみだ」
「次の記事も読みたいな」

って思ってもらえれば幸いです。

書いている側の心情としては、

多くの人に記事を読んでもらい、マーケティングに興味を持ってもらいたい。

そして記事を読んでくれた人には何かしらの得があってまた読みにきたいと思ってもらえる。

そんなwin-winの関係を築けたらと思います。



さて


全く関係ないところに話がずれてしまいました。


卸を数多く介在させる理由。

それは注文単位を減らすことができるからです。
これはコモディティ化している商品によく見られる傾向です。


これだけでは一見、よくわからないですよね。



生産者というのは基本的に10000単位から取引をしてもらえるそうです。

1次卸が10000単位で生産者の商品を購入します。

1次卸は2次卸に対し、1000単位で商品を卸します。

2次卸は3次卸に対し、100単位で商品を卸します。

3次卸は小売業者に10単位で商品を卸します。


小売業者側のメリットとしては10単位から商品を仕入れることができるのでリスクヘッジがしやすく便利ですよね。



しかし、卸が介在せず小売業者が生産者から直接商品を購入するとどうなるでしょうか。



小売業者「おたくの作っているお茶を仕入れたいんですけどー」
生産者「かしこまりました。それでは10000単位からのお取り引きとなりますがよろしいでしょうか」
小売業者「!?!?」



みたいな状態になりますよね。



お茶ひとつ仕入れるのに最低10000個仕入れなきゃいけないなんて小売業者には負担が大き過ぎて潰れてしまいます。



卸が介在することで、全国的に広い範囲に商品が広まりますし、小売業者が仕入れやすいというメリットがあるわけです。




流通のイメージ伝わりましたでしょうか。




次回はいよいよMBAマーケティング最終回になります!
第8章プロモーション戦略ですね。



お楽しみに!

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2012年6月9日土曜日

MBAマーケティング 第6章 価格戦略



こんにちは!
社学3年のおおやまです。

更新の間が空きました。

ええ、中間試験のせいです。
中間試験って一見めんどくさいですけど、
おかげで知識がまだ足りないのに気付けますね。


簿記とか外国語で中間試験ってあると思うんですが
それらの科目は勉強する量が膨大です。


中間試験を挟まずいきなり期末をやられてはテストの範囲と量が多すぎて大変なことになります。


そういう意味では覚える範囲を分散できて実施してもらった方が良いかもしれないですね。


また中間試験で知識不足を痛感しとくのも悪くないのでは。



さてそんなこんなでMBAマーケティング第6章ですね。
今回はキャパに定評のある2年の宮川率いる価格戦略班です!



価格です。

価格といえばお値段のこと。

価格というのはどのように決まると思いますか。



コンビニに行けば100円で買えます。


しかし


富士山の頂上では水は500円ほどします。



千葉のカラオケは飲み放題付きで30分70円で利用できるところがあります。


しかし


東京のカラオケは飲み放題付きで30分140円以上のところがほとんどです。



このような現象はなぜ起こるんでしょうか。



不思議ですね。



はい。



そろそろお気付きですね。



価格というのは「需要」と「供給」のバランスで決まります。


経済学で習ったあのグラフです。


人間水分を補給しなければ生きていけないのでミネラルウォーターに対する一定のニーズがあります


ではミネラルウォーターはたくさん売っています(供給量が多い)


しかし富士山ではミネラルウォーターを売っているところはほとんどありません(供給量が少ない)


ということは富士山では人々はミネラルウォーターを売っている数少ないお店に集中しますよね。


お店側の心理としては「これだけミネラルウォーターが欲しいというニーズを持つ人が多いのならちょっとくらい高い値段で売ってもいけるんじゃないか・・・?」


消費者側の心理としては「ミネラルウォーターなんて普段100円で買えるからあまりお金出したくないけどここでしか買えないからちょっとくらいお金出してもしょうがないか」

なんて思うわけです(笑)



もっと単純に説明します。



あなたが大学の友達に「おれの水1000円で売ろうか?」って言っても売れません
なぜなら水をもっと安い値段で売っている場所がたくさんあるから。


けど


あなたが砂漠でのどが乾いて死にそうな人に「おれの水1000円で売ろうか?」と言った場合売れます
なぜなら水を売っている場所がないからです。


カラオケの場合も同じです。


郊外では土地代も安く出店しやすいためカラオケ店は多い(供給量が多い)
しかし人が東京と比べて少ないのでカラオケに行きたいニーズを持つ人は少ない(需要が低い)
→均衡価格は低くなる



東京では土地代が高くなかなか出店しづらい(供給量が少ない)
しかし人は郊外と比べて多いのでカラオケに行きたいニーズを持つ人は多い(需要が高い)
→均衡価格は高くなる



これらが価格設定の初歩の初歩になります。



じゃあ水は場所によって価格が変わるものでふつうの街で売るなら100円でしか売れないのか?



いいえ500円でも1000円でも売れます。



それがマーケティングの面白いところです。




顧客にあなたが手にとっている水は「1000円を支払うに値するだけの価値がある商品ですよ」と知覚させればいいのです。



そのための手段としてマーケティングミックス(4P)があります




最高級の天然鉱泉水を使用していて、高級そうな瓶に入れられていて(Product)いかにも高級そうなお店(Place)でで売られていてCMや雑誌などでこの天然鉱泉水が高い価値を持つものだと知っていた(Promotion)場合どうですか?




たとえそのお水が1本1000円(Price)だったとしても納得してしまうのではないでしょうか。


女性用シャンプーなんかもこのような感じで売られていると思います。


まさに魅せるマーケティング。


なんだか面白そうですね。




さて


価格戦略にも色々な方法があります。
PS3などのハードのように初めは価格が高いが販売量が上がるor生産プロセスの効率化などにより価格が下がる
ペネトレーション・プライシング

また初期に高価格を設定することにより早期の資金回収を図ろうとする
スキミング・プライシング



など価格の設定の仕方は色々あります。


MBAマーケティングを読んで勉強しておいてくださいね。


次回は第7章流通戦略について書きます。

では!


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2012年6月3日日曜日

05/28 MBAマーケティング 第5章 製品戦略


こんにちは。
おおやまです。



今日はMBAマーケティング 第5章「製品戦略」についてやりました。


いや〜この章めっちゃ長いです。。


1年生による発表も1時間以上に及ぶ盛りだくさんの内容でした。


ええ、この章めっちゃ長いんですよ 笑



つまり覚える内容が多い


製品と言っても

「とらえ方」であったり、

「分類」であったり、

「新製品開発プロセス」であったり、

「ライフサイクル」であったり、

「プロダクトエクステンション」であったり、



とかまあ色々でてくるわけですね。


これらについて細かく書く気はありません。本読めばいい話ですからね。


しかし


本を読んだところでよくわからない



こんな経験ないですか。



『MBAマーケティング』p.66を開くと下の方の図に

いきなり
製品の新開発プロセスが書いてあります。

①製品アイデアの探求
②アイデア・スクリーニング
③製品コンセプトの開発
④・・・



とか言われても



「はぁ??お前何言ってんの?」


って感じじゃないですか。


なぜなら、


僕たちは大抵、製品開発プロセスに携わるような経験をしてませんからね。



小学生の図工の時間にでもこれに近いことやってれば話は別ですけど。



ちなみに人は新しい知識に出くわしたとき、既存の知識や経験で新しい知識に近いものを持っていると親近感や興味が湧いたりして頭に入りやすい傾向があります。



「ああ、昔これに近いことやったことあるわ~」


とか


「あ、なんかこれ以前テレビでやってたぞ!」



といった関連性が高い知識や経験を持っていると興味がわき、理解がスムーズになります。



さて話がずれました。



では新製品開発に携わったことがない僕たちはどうすれば新製品開発に関連のある知識、経験を得ることができるのでしょうか




ちょっと考えてみてください。



はい。




きっと何か浮かんだと思います。それはあなた自身が自分の経験・知識・性格・特徴をすべて考慮して考えだした最善策ということになります。ぜひその通り実践してみてください。



そして何も浮かばなかった方。
僕なりの方法を紹介します。
2つあります。

1.間接的に経験する
2.直接経験する


1.間接的に経験するというのは、簡単に言えば
「本を読む」「テレビを観る」「人から聞く」といったことです。


つまり製品開発についた書かれた本(例えば任天堂のwiiがどのようにして生まれたか、コカコーラの爽健美茶はどのようにして誕生したのかといったことを書いてある本)をたくさん読んで製品開発のプロセスを知ってください


それは間接的ですがあなたの知識になります


しかしあなたが読んだ数多くの製品開発についての知識はバラバラな状態です。


そこでもう一度『MBAマーケティング』を読んでみてください


バラバラの知識を体系的にまとめることができると思います。


①製品アイデアの探求
(ああ、そういえばwii開発のときは、ああやって製品アイデア探求してたなぁ・・!
②アイデア・スクリーニング
(あの商品のスクリーンングのテストは確か自販機の前での調査だったような・・・)
③製品コンセプトの開発
(爽健美茶のコンセプトを決めるときは確かこうやっていたような…)


といった具合に自分の既存の知識と照らし合わせることができて理解がスムーズになると思います。


2の直接経験するというのは、ビジコンやインターンシップに参加して直接製品開発について携わるということです。


製品開発がどういったものであるか肌で感じることができると思います。悩んで苦労した体験はあなたの血となり肉となります


僕は1よりも2をおすすめします



さて


MBAマーケティングのように理論をまとめた本ではわかりづらいよ~という人は先に事例から知った方がいいかもしれないですね。


帰納法です。


つまり個々の事例を知ってからマーケティングの理論について学んでいくということ。


僕なんかはこっちのタイプでした。


1年のときにMBAマーケティング読んでみたらもう意味不明すぎてさっぱりでしたからね(笑)


本屋にいけば製品がどのようにして生まれたかという本はたくさんあると思うのでブックオフにでも行って安い中古本買いまくってみてください。

おすすめとしては、
『こころを動かすマーケティング』
『任天堂 “驚き”を生む方程式』




といったところ。


まあ他にもカップヌードルとか伊右衛門とか色々あるんで探してみてください。



さて、なんだかんだ長くなっちゃいましたね。


次回はMBAマーケティング第6章の「価格戦略」について書きます。


ではまた!


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